2012年3月19日月曜日

研修先について その1

帰国まで1週間を切ってからの怒涛の更新です。
写真はアップするのに時間かかるから抜きで。
私の研修先はPlight of the Child International というNGOです(今更)
このNGOはビルが友人のフォスターと2年前に作ったばかりですが私はすでに39人目の研修生(ボランティア)です。(そのうち何人かは1週間ちょいで帰ってるけど)
というのもビルは2007年のAIESEC KNUST LCPで、2009年のAIESEC Ghana
MCPだったから。
このNGOでは主に3つのプロジェクトがあります。
HIV/AIDSを予防するための教育をするLove Life Project, 学校で授業をするTeaching in SchoolLibrary Project

ここではLove Life Projectについて書きます。
Love Life Projectはエイズ患者を減らして、孤児をへらすことを主な目的として、木曜と金曜日にいくつかの学校で授業をするほかに、ラジオにも出演していていたのですが今はお金がないため停止中。
ガーナではほかのアフリカの国々と比べるとエイズ患者は少ないのですが、まだ26,00010%弱)の感染者がいるし偏見も根強い。
このプロジェクトについての研修生の意見は一致していてこれはとても意味のあるプロジェクトだと思います。見慣れない白い人たちが学校では教えてくれない、けど自分の命に関わることを教えてくれる。みんな興味を持ってくれるし、私たちも授業を相互的なものにしようと投げかけるたくさんの質問にも答えてくれる。全18回の構成になっているのですが、全授業が終わったら何人かの生徒にクラブをたちあげてもらい、多くの生徒に正しい情報を伝わるようにする予定。
ある日、イエナと授業でホモセクシュアルの人について扱っていた時、結構ショックだったことがありました。生徒に「友達がある日、ホモセクシュアルだと告白してきたらどうする?」という質問をしたところ、そういう人からは離れる、病院に連れて行く、警察に行って逮捕してもらうとみんな真剣に答えていました。十数年前の日本やドイツでもホモセクシュアルの人に対して偏見が強かったのはもちろんなのですが、それに加え、ガーナ人はとても信心深く、生徒も聖書からしても許されるべきではないと指摘していました。
けれど、「彼、または彼女は友達であり君を信頼してすごく悩んで告白したとしても?」
と聞いても、ホモセクシュアルがうつるのが怖いと大真面目に話していました。
授業時間は限られているので、イエナと私でなんとかそういう志向は変えられるものでもなく、病気でもなく、うつるものでも、強要されるものでもないし、すべての人を尊重す
ることが大切だよと伝えたら生徒は頷いてはいたけどきっと戸惑い、考えは変わってないと思う。
木曜に別の2つの学校で授業をしたときはアドバイスをするという答えがすぐにでてきたので、逮捕するという答えは全く予期していなかったです。けれどホモセクシュアルについて浸透していない社会では生徒たちがこういう反応をするのもしょうがない。
だからこそ私たちの授業は意味のあるものだと思うし、違う考えや正しい情報を持つきっかけになればなと思います。
ちなみに授業をしている学校は全てアブリムという村からトロトロで1時間のところにあります。村にももちろん中学校はあり、先生たちも授業をしてほしいといってくれるのですが残念なことに生徒の英語のレベル的に難しそうなのが残念。
ラジオに関してはこのプロジェクトに賛助してくれるパートナーが必要ということで何度か渉外ちっくなものに行ったのですが、驚きの効率の悪さ。成果0
行ったのは商店街の小さな小売店みたいなところや銀行、あと面白いことにMarket Queenmarketを治めているおばあさん)いうものが存在した。
2月下旬に始めて2500セディという大金を集めて3月にはラジオに出る予定だったらしいけど集めた金額0.これについてはすでにビルには話したけど、レポートにも提案残して帰ろうと思う。ラジオ出てみたかったな。

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