2012年3月24日土曜日

田舎生活

ずっと紹介したかったけど、時間かかりすぎてできなかった家の紹介。
家はこれ。ど-ん。

家をでて右に行けばボントディアシ、左に行けばオフアシという村です。(ここの人たちはタウンだというけど村と言わせてもらいます。)

どちらに行くにしてもしばらく何もない一本道を歩けば家やマーケット、学校がみえてくるという感じ。

ちなみに道の両脇に広がるこの木はそう、カカオです。

ガーナといえばチョコですが、カカオなんてここではいくらでも見られます。デイビッド(一緒に住んででいるガーナ人)の家族は4つカカオ農場を持っているそう。

家から3分ほど歩けば到着するこれ、なんでしょう


はい、全員不正解。
正解はバーです。夜になるとたまに音楽が聞こえてきます。


家の中はこんな感じ。キッチン。私が帰る最後の夜にプラグから発火したんだけど大丈夫かな。
                                                                                                        
                                                                                                                                       
 

こんなとこも残ってます。(家の中だよ。土だよ。)
イエナ曰くnot made yetだそうです。ふむ。



手前にあるのがとてもとても大切な水がめ。水道がないから、ここから水を汲んで洗濯、食器洗い、シャワーなんでもします。下の写真がぶれて見にくいけど本物の井戸です。女の子たちが大きなたらいやらバケツやらをを頭に乗っけて運んできてくれます。たくましい。けど、この前は頼んだ日に持ってきてくれなくてシャワーが浴びられなかった。最初は、暑いしすごく汗かいたのに、なんで頼んだのに持ってきてくれないんだろうと内心怒り気味だったのですが、女の子たちに連れられて、水汲みを体験してみて、大変さを実感。それに、水のいっぱい入ったバケツを運ぶなんて私には到底できなかった。この村で、自分たちで水汲みをしないのは私たちくらいで、自分たちでできなければ水を使う権利なんてなくて、しかも彼女たちは自分の家の水汲みも、そのほかのいろいろな手伝いもしてる。それなのに、1日来なかったり、遅かったりしても怒るなんてありえなかったなと反省。
ちなみに水汲みの女の子たちは1番の親友です。すごく明るくて、めちゃくちゃ可愛い。
言葉が通じなくても踊ったり、歌ったり楽しかった。村で過ごす最後の夜も、出発の朝も会いに来てくれて嬉しかった。




洗濯は天日干し。
もちろん手洗い。
ガーナではアクラでもほとんどの家庭が手洗いで、洗濯機を持っているのは超金持ちだけだそうです

これはシャワー室。見ての通り何もない。

ここではバケツシャワーだからね。
あの水がめからバケツに水を汲んできてシャワー浴びる。
トイレは外にあって、Queen Motherたちと共用。ちなみにただの穴。他の人が使わないように鍵がかかってるんだけどちょくちょく破壊されている。
外にはそこらじゅうをヤギ、鹿、犬、鶏、トカゲその他よくわからないいろいろいる。
 家の中ではネットが使えなくて、村のちょっと小高いところにいかないと使えない。
だから大体イエナが教えている小学校からネット使ってます。
けど1830に近づくと真っ暗になってくるからその前に帰るようにしてた。
外灯は少しあるけど手動。
家の中も電気があるのはリビングとそれぞれの部屋だけ。
けど、イエナと私の部屋(一緒)は10日間くらい電球きれたままだった。
電気屋さんに毎日明日くるっていったままほったらかしにされてた。

あとほぼ毎日停電。停電すると完全な暗闇になる。
ガーナの携帯にはFlashing onっていうライト機能がついいていてこの大切さを日々実感してます。停電してなくても廊下に行くのにも、シャワー浴びるのにも、トイレに行くのにも明かりは必要だから。

けど、クマシに旅行行ったときに携帯なくして、残り3週間は暗闇の中で、シャワー浴びて、トイレに行って、玉ねぎ切る術を身につけた。
慣れてしまえば家の中を何かがバタバタ飛んでても、天井と屋根の間にトカゲが入ってバタバタいってても気にならない。そんな感じです。
 
これ見てぐえって思った人沢山いるかもしれないけど慣れてみればここが1番清潔だし(ガーナは水の出が悪いから水洗トイレの方が不清潔)、17時過ぎくらいから涼しくなって過ごしやすくなるし、夜は歯磨きをしに外に出てみたらきれいに星が見られるときもある。
何よりも外を歩けばみんな話しかけてくれるし、あいさつしてくれるし、子どもとか走り寄ってくるし。
そんな感じの生活でした!

2012年3月19日月曜日

豆知識②



基本的に右手を使わないとダメ。あいさつするとき、お金を渡すとき、食べるとき、物を受け取るとき。左手は不浄の手とされて、こういう時に左手を使うと失礼だと思われる。

ちょっと細かいこというと、左利きの人は誰かと一緒に食べるときは右手使わないといけないけど、一人で食べるときだったらスプーンを使ってだったら左手を使ってもいい。



あいさつ

トイレに行く途中ではあいさつしてはダメ。理由は知らない。



言い伝え

夜口笛を吹くと蛇にかまれる。

これは日本でも一緒ですね。ちなみに、この前トロトロに乗ってた時、蛇がまぎれてて、一度みんな降りて蛇退治してからまた出発した。小さな蛇だったけど噛まれたら死ぬらしい。



シャワー浴びている最中に考え事をしたら死ぬ

昔、ガーナの石鹸には人体に有害な物質が使われていたらしく、考え事していると石鹸が口に入って死ぬという。けど情報源からして真偽は不明。



法学部

ガーナの法学部生は学校があるときは必ず黒と白のネクタイをしなくてはいけなくて、ロースクールの学生はスーツを着なきゃいけないそうです。ロースクールは1つしかなくて合格率は80%ほど。ビルがロースクールに通っているので、独立記念日にアクラに行ったついでに見学してきたけど、写真はどこにもアップしちゃいけないらしい。

そして弁護士はこんな感じ。(頭にかぶっている人たち)



                            

気候

すごく汗はかくけどめちゃくちゃ暑いってわけじゃない。10時~15時は暑いけど、日陰や家に入ると涼しいし、それ以外の時間帯は涼しくて過ごしやすい。考えてみれば、日本で冷房なしで夏を過ごすのは不可能だけど、ここでは冷房なくても不便さは全く感じないのが不思議。

今は乾季から雨季への移行期間で2週間くらい前は毎日のように雨が降ってた。けど、日本の梅雨見たいなのではなくてスコールのような暴力的な雨。一度降り出したらやむまで授業は中止(声が聞こえないから)、電気はもちろん止まるし、Queen Motherのお風呂(屋外)には大木が倒れて崩壊した。




鶏は朝だけなくのかと思ってたけど、夕方にもコケコッコー言ってる。暗闇の中で背後で急にコケコッコー言われると本当にびっくりする。鳴き方が見てると面白くて、立ち止まって全身使って鳴いてる。鶏の声で目覚める毎日です。ちなみにヤギ、鹿、犬とかいっぱいいて、家の前を鹿の群れがよく駆け抜けていったりしている。



テスト

高校の最終試験はナイジェリア、ザンビア、ギニア、ガーナなど西アフリカ6か国で共通。

研修先について その4

Child Labor Project



あれ3つだけじゃなかったのという感じですが、このプロジェクトもあります。

そもそも、私がこのNGOを選んだのは児童労働に関することがやりたかったからなのですが、ガーナについて初日、ビルと話していた時に、このプロジェクトはお金がなくてまだ活動してないことをしる。残念だったけど、他にやることもたくさんあるしで忘れかけていたころ、自分の研修先だと思っていたクマシに行く機会があり、LCハウスに泊まった時TNMだった人とたまたま会った。そこで、研修どう?と聞かれ、HIIVの授業はいいけど、1番やりたかった Child Labor Project始まってないし、学校は意味あるか分からないしさ、みたいなこと話したら、お金なくても調査は始められるんじゃない?と言われ、調査行ってきました。

いろいろあって、出費はでかかったけど、やりたいことちょっとでもできたのはよかった。

調査は住んでいるところではなくてVolta Regionまで行きました。

この地域はボルタ湖のあるところで、住民のほとんど全員が漁業に携わっていて、多くの
子供が家計を助けるために漁業に出かけています。学校に行けずに1日中働いているのが問題なのはもちろんなのですが、何よりも危険。ボルタ湖はもともと土地だったところにブルキナファソからの水で湖になった人工の湖。つまり、水面下にはたくさんのきがあります。ネットがそれらの木に絡まるとほどくために潜るのは子供の役目。その結果、死ぬ子も少なくないそうです。

最初に私たちが行ったところは、10年ほど前から児童労働の問題の解決に努めていたらしく、被害は縮小しているということで、方法を聞いてきました。

まず、NGOの存在

今まで、2つのNGOがきたらしく、教育の大切さを説き、学校の設備を整えた。

次に、子供に過剰な労働をさせている親をぶつという肉体的な方法。

最後に、警察のとりしまり。4年前に法が制定されて警察の取り締まりが始まった。

しかし、政府は近辺の地域にいくボートを用意できておらず、まだ近隣では法執行にいたってなく別の場所につれていっての労働も残っている。



そのあと、いまだに児童労働がたくさん残っているという島を紹介してもらい行ってきた。

人口200人ほどの電気も水もない小さな島で、驚いたことに、18歳以下の子供は120人くらいいいるのに1か月前まで学校がなかったらしい。そりゃ親も子供に手伝わせるよね。学校ができてからは、親も子供を学校に通わせるようになったけど、72人いるはずの生徒は私たちが行った日には40人くらいしかいなかった。日によってきたり来なかったりだし、学校の前と後にはほとんどの子が漁業にいってるし。

チーフとか、牧師さんもどきや、いろいろな人に話をきいて帰ってきたのですが、このプロジェクト今後どうなるか不明。

研修先について その3

Library Project

村には図書館がない。教科書も持ってないくらいだから、読書をほとんどしたことがない。

ということでオフアシに図書館を作ろうということで、建物と外観は出来上がっているのですが、肝心の本がたりない。今はボランティアが持ち寄った本しかない。

あと、建物内に木材が散乱していて、持ち主に許可を取ってとりだしたいんだけどフォスターがその確認をするのに1か月半近く手間取っている。

本に関しては、デボラ(NGOのガーナ人)の通っていた大学の学長とあって、協力を頼んだ。あと、イエナとヘンリカ(ドイツ人のボランティア)の案で日曜日大きな町の教会に行って、牧師さんにお願いして、教会に来ている人たちに本を持ち寄ってもらおう!とういうことで今日行ってきたけど、いろいろあって7時間30分の無駄足に終わった。はあ。

いろいろと段取りが悪いですね。

今週には内部のペンキを塗り始めたい。


この場所は、出来上がったら本当にいい場所になると思う。
もちろん本も読めるし、英語のゲームとか宿題手伝ったりとか、それこそ名前書く練習とか足し算の練習とかできたりしたらいいねとみんなで話しています

豆知識


言葉

9この公用語があります。その中でも代表的なのは英語と、Twi語。ガーナでは幼稚園から英語教育が始まるから都心部の人は英語を話せるけど結構なまりがひどくて慣れないと理解しづらい。私が住む村ではほとんどみんな話せない。けど通じなくてもめっちゃ笑顔でひたすら話しかけてくるし、簡単なTwi語を話すとすごい喜んでくれる。





Queen MotherKingChief

ガーナ全土でこの制度が残っています。立場はQueen MotherKingChiefの順に強い。

大きな地域ではKing だけど、私が住むような小さな村ではChiefと呼ばれます。

何をするかというと、この人たちが中心となって、地域を治めます。Queen Mother はその土地で生まれ育った年長者がなり、KingChiefを任命したりやめさせたりできます。

Queen MotherKing Chiefも同じ家系からの世襲制。

ちなみに私たちの隣の家にQueen Motherがすんでいて、デイビッドのおばさんです。

Queen Motherもいい人で、庭で食事しているとこに通りがかると食べ物を分けてくれる。

また、この村は小さいのでKingではなくChiefがいます。この前帰り道にたまたま会いました。彼はそこらへんにある宮殿に住んでいるそうです。

あと、政府から派遣された役人も地域に1人いる。






もちろん黒。たまに若干色が薄い人もいますがガーナには約100の民族がいるからそのせいでしょうか。たまに腕をだしてきて色比べをしてきたりします。

けれど、たまに真っ白な子どもがいます。本当に肌も、髪も、まつ毛も、眉毛も。けど髪の毛はアフリカ人のちりちりの髪。私はまだ1人しか見てないのですがイエナ(1か月住んでます)4人もみたそう。多いですね。イエナが彼氏に電話できいてみたところ、遺伝子の問題で健康には影響はないみたい。でも生まれてきたとき、親はものすごいびっくりするだろうな。昔はそういう子が生まれると、捕まえて殺し、その骨から作ったパウダーが高値で売られたそうです。



 
 
高校生までは男女ともにアフリカ人特有のちりちりの髪の毛です。大人になると女の人はいろんな髪型をしていて、最初はストパーとかで頑張ってのばしているのかなと思っていたのですが私は見ました。ある日、デボラと歩いていた時のこと。途中で髪を直したいと美容院に立ち寄ったのですが、そこで使われたのは、のり、針、糸。(前からづらっぽいなとは思っていたけど)人によっては火も使っています。

きっといろいろな秘密が隠されているのでしょう。



オブロニ

私はここではオブロニです。イエナも。

オブロニの人気は本当にすごい。外を歩いていても、バスから外を見ていても、どこにいても私たちの姿を見れば必ずと言っていいほど老若男女問わず  obroni, how are you?, obroni, bye bye” と言い手を振って話しかけられます。子供はやたら握手したがるし、いつも駆け寄ってくる。もともとはEuropean peopleの意味だったのが、今ではwhite peopleとして使われている。今までの印象だと、友好的な意味合いのものが多い気がする。

たまにGive me money! っていう声も混ざっているから複雑ですが、これは本当にたまにしかない。




人懐っこい!!

上でも書いたけど、とにかくどこにいても話しかけられる。

この前HIVの授業の後、バス停まで歩いている間に生徒がどんどんよってきて30人で集団下校みたいになった。

あと、親切。買い物をするときでもぼったくられることはまずないし、トロトロに乗ってお金を払うとき私が大きいお金しか持ってなくてもどこかで止まった時に両替して必ずきっかりお金を返してくれます。交通費もすごく安いので最初は30ペソワ(15)のおつりとか別にいいやとか思っていたのですが、そのお金でガーナでは何を買えるか考えてみたらすごく失礼なことだと気づきました。

あと、愛国心が強い。いろいろな所で国旗を見るし、国旗の色のTシャツとか、建物とか見ます。



食べ物

フルーツはオレンジ、バナナ、リンゴがメインです。

最初の1週間はほとんど何も食べられなかったけど、最近は慣れてきておいしいです。アンペシというキャッサバやヤム、プランテーン(これらは全部デイビッドの農場からとってきたもの)をふかしたのを、トマト、魚、トウガラシ握りこぶし2つ分くらいをいれたシチューにつけて食べるのが好物。食べ物はたいてい辛いけど、暑いからそっちの方が食がすすむ。あと基本的に右手で食べる。





電気

毎日最低2時間は停電しています。昼にも停電しているはずだから合計するともっとかな。

この前の土曜日はほぼ1日中電気なかった。停電するともちろん真っ暗だし料理もできないし。

とにかく不安定で充電しようとしても5分で変圧器が熱くなって充電できないこともしばしば。この前、ケープコーストに旅行行った時も、途中で夜になったので1泊したのですがその町も真っ暗。ところどころキャンドルの明かりで食べ物を売ってる人たちがいるくらいで本当に何も見えない。誰もいないと思ったら車のライトをつけたとたん道の両脇に沢山人がいてびっくりしたこともあった。





物価

1セディ=100ペソワ=50

たまにオブロニプライスを提示されますがそれを除けば安い。

1食分は大体1セディ以下ですむし、500mlの水はどこでも5円で買える。



宗教

60%がキリスト教、15%がイスラム教。とても信心深い。今日は村の教会に行ってきました。とにかく歌って踊って。背中に赤ちゃんおぶったお母さんまで踊ってます。

楽器はドラム、キーボード、タンバリンがあったけど、タンバリンは日本人のカラオケでのたたき方とはまるで違う。途中で私たちが自己紹介すると Welcome!! ってなってまた歌って踊って。たまに牧師さんが何か話していたのですが、どうやら12月にある選挙の大切さについてだったよう。

2時間30分して教会をでたけどまだまだ続いていました。



葬式

金土日と3日間続けてやります。

この前の日曜日にオフアシのマーケットに行く途中で葬式をみかけたのですが、音楽がかかり楽しげでした。どうやら、金曜日はひたすら悲しみ土日は楽しく送り出すそうです。